〜第2話〜

三村「さーって・・・早速 野球部に行きますか」

松尾「うん、そだね」

クラスは違ったが、とりあえあず常に一緒にいる俺ら

そして、俺たちは野球部へ向かった

「えー、私がこの桜蘭野球部の監督である、木暮だ よろしくな」

30歳前半ぐらいの男が自己紹介した

木暮「早速、自己紹介してもらうかな・・・じゃ君から」

俺が最初だった

「はい・・・えー 結城 翼(ゆうき たすく)です、守備位置はピッチャーです。よろしく」

そして、1年生17名の自己紹介が終わり ノックをするというので参加した

結城「(ピッチャーは俺以外は2人か・・・)・・・」

1人は180cm後半ぐらいの大柄な男だった

結城「(名前は・・・何だっけ?)・・・」

もう1人はなかなかの男前な男だった

結城「(こいつは・・・確か金田だったっけ?いや、金城だったような・・・)・・・」

考えている間にノックが始まった

木暮「じゃ行くぞぉ!!サードォ」

監督の声が高々と響いた

キィン ポテポテ 弱々しい打球がサードへいった ポロ

「わっ!やべ」

3年生のサードはあまりうまくないようだ

「おりゃ!」

すぐ拾って投げたが ヒョロヒョロ・・・

肩も・・・あまり強くないようだ

結城「これは・・・・よっぽど頑張らないとダメかも」

木暮「次!ショートォ!」

キィン 鋭い打球がショートへ飛んでいった バシィ ビュ

ショートの男は正確にさばき、すごく速い送球をしていた

結城「へぇ・・・なかなかやるじゃん」

そうしているウチにピッチャーに打球が来た

大柄な男はフィールディングがあまり得意ではなさそうだ

木暮「村田ぁ!しっかりさばいてから投げるようにしろぉ」

結城「村田・・・そんな名前だったっけ」

木暮「次ぃ!行くぞぉ金村ぁ」

結城「あ!そうだそうだ金村だ」

金村は結城の想像以上に上手かった

そして、結城の番が来た

キィン 深い所に打球が飛んだ

結城「(逆シングル!)」

バシィ 

結城「(ステップを踏んで、正確に)」

ビュ グーン パァン

結城「・・・あれ?」

送球はファーストミットに収まらなかった

金村「いくら速くてもね・・・」

金村が呟いた

続く、セカンド松尾の守備の巧さに全員が驚いた

そんなこんなでノックが終わった

そして、投手はピッチングに練習が変わった

村田「2.3年生ってピッチャーいないんですか?」

木暮「あぁ、今までは玉野がやってたんだが、あいつは元々ショートだからな」

結城「(あぁ、あの上手いショートか・・・)・・・」

木暮「ということはだな・・・1年生のお前らにエースをやらせると言うことだ」

木暮が言った

そして、とうとうピッチングが始まった

まずは村田が投げた

下半身の弱さが出て、コントロールがばらついていたが 速さはそれなりだった

そして、金村が次に投げた

球速、コントロールは良かったが、結城は自信満々に待っていた

そして、とうとう結城が投げる

結城「さーって、いっちょ行きますか」