第8話【魔剣と聖なる剣】
【アスロス】斧術!断空!!
 
ブゥオオオオン!!
 
巨大な斧が回転しながら闇戦士に向かった
【闇戦士】ふっ・・・起きろ!魔剣よ!!
 
すると剣は巨大化し斧を弾き返した
【アスロス】なんだあれは?
【闇戦士】魔剣シャドウ・・・影というのは形を自由に変えられる
 
魔剣は元の形に戻ると黒いオーラを纏った
【闇戦士】簡単に死ぬなよ?それじゃあつまらないからな!
【アスロス】叩き潰す!!
 


【リーフル】てやぁ!
 
カキ――ン!
 
リーフルの斬撃は刀鬼の前では効かなかった
 
【刀鬼】シャァァァ!!
 
と手を刀に変えて一閃に斬りつけてきた
【リーフル】わぁ! (バッ)
 
ジャンプをして避けたが僅かにかすってしまった
【リーフル】くそ・・・
 
巨大な鬼は両手を刀にしてリーフルに向かってきた
 
その瞬間
 
ゴゴゴゴッ!!
 
地面から巨大な壁が出来てリーフルを守った
【???】大丈夫か?
 
とリーフルの後ろには老人が立っていた
【リーフル】えぇ、助かりましたがあなたは?
【アース】私だ、フォレストランドの者よ
【リーフル】アースさんですか?
【アース】我々ドラゴンは人へと姿を変えることも出来る
【リーフル】それはそうとあの化け物をどうすれば・・・
【アース】これを使え
 
と言うと一つの宝石を渡した
 
宝石は茶色と変わった色だが輝きを放っていた
【アース】地のご加護を受けた宝石はお前を守る・・・ (ガクッ)
 
突然アースが膝をついた
【リーフル】アースさん!
【アース】心配するな。魔力を使いすぎただけだ・・・
 
すると刀鬼が壁を破り始めた
 
【刀鬼】グォォォォォ!!
 
バキバキバキバキ・・・
【リーフル】お前達にアースランドを滅ばせない!
 
キュィィィィィン!!
 
と言った瞬間盾が輝きを放った
 
【刀鬼】キィィィィィ・・・
 
聖なる光は魔の者を寄せ付けなかった
 
盾はあの時のように剣となった
【リーフル】!!これなら!
 
と二刀流の構えに入った
 
そして刀を地面に刺し、一閃するとアスロスほどではないがヒビが生じた
【リーフル】剣術!押花!
 
さらに剣をヒビに沿って斬り上げていくとヒビから衝撃波が現れ、刀鬼を襲う
 
メキメキ・・・ゴォォォォォン
 
【刀鬼】キィィィィィ!!
 
バキバキバキ・・・バリィィィン!!
 
と両手の刀で防いだが刀が折れてしまった
 
するとリーフルは剣を両手で持って飛んだ
【リーフル】秘剣!
 
そして上から刀鬼の身体を斬り下げていった
【リーフル】覇王樹!!
 
ズバッ!!
 
ドサッ・・・
 
刀鬼の立ち崩れた姿は覇王樹・・・サボテンのようだった
【アース】!!(あの剣技・・・似ている)
【リーフル】アースさんは休んでいてください
 
そう言うとアスロスの元へと走っていった
 


 
ガキィィン!
【闇戦士】!!(段々押されている・・・)
【アスロス】ウォォォォ!!
 
アスロスの猛攻は魔剣発動の隙を与えなかった
【闇戦士】えぇい!!これでお終いだ!!
 
と高くジャンプすると魔剣に黒いオーラを集めた
【闇戦士】ダーク・スパイラル!
 
投げつけた魔剣は回転を増してドリルのようになった
【アスロス】斧術・・・・・・
 
と斧を振り回し始め徐々に速くなった
 
そして魔剣に向かって投げつけた!
【アスロス】断嵐!!
 
ズガァァァァァン!!
 
落ちてきたのは何かの欠片と巨大な斧だった
【闇戦士】何!?俺の【シャドウ】を!
 
すると闇戦士の周りに黒いオーラが集まり出した
【闇戦士】てめぇだけは楽には殺さねぇ・・・地獄を見せてやらぁ!!
 
フゥゥゥゥゥゥン・・・バリィィィン!!
 
黒い球体に身を包むと闇戦士は巨大な魔物となった
 
【魔物】グォォォォォォォ!!
【アスロス】ちくしょう・・・力が・・・
【リーフル】アスロス!!
 
リーフルが駆けつけたそのとき
 
【魔物】邪魔するな!
 
巨大なつめで地面に断壁を作った
【リーフル】これだけでも!!
 
小さな宝石を投げると壁がリーフルを包んだ
【アスロス】これは・・・?
 
宝石に触れると多少ながら傷が回復した
 
立ちあがると斧を拾い
【アスロス】暴れ者・アスロス!最後の喧嘩に華を飾ってやる!!