パワフル高校グランド
監督「よし、着いたな」
そう監督が言うと
勇気「っしゃ〜やっと着いた!!」
相当退屈だったらしく勇気が背伸びをしながら言った
久富「よ〜〜し今から、久富勇太伝説が始まる」
この勇気の横で騒いでいるのが自称栄光学園未来の4番
久富勇太である。
パワ高監督「っお敵さんが着いたな・・・・・・全員集合!!」
パワ高生徒「うす」
監督の掛け声の後に選手が集まってきた
パワ高監督「昨日伝えたように今日は、毎年恒例の栄光学園との練習試合だ、そこで今年も新入生の実力を測るために1試合目は1年生中心のメンバーで行く」
実は、栄光学園とパワフル高校は毎年新入生の実力を見るために練習試合をしているようだ
パワ高生徒「ハイ」
パワ高生徒は期待に満ちた1年生の声と「今年もか〜」と言う上級生の声がまっじっていた
監督「よし、じゃアップして来い」
一同「ハイ」
勇気「っしゃもうすぐ試合だ」
勇気の声は期待に満ちていた
片岡「なぁ知ってるか?」
片岡の問いに勇気は
勇気「知りません」
勇気がキッパリ言った
片岡「まだ聞いてないだろう!!っま、いいや実はなうちの監督とパワ高監督は高校で同じチームのエースと4番だったんだってよ」
監督「よし、全員集合メンバーを発表する」
1 遊 片岡
2 二 山下
3 捕 中村
4 三 久富
5 右 藤井
6 中 菊次
7 一 平田
8 左 鈴木
9 投 村沢
勇気「よっしゃピッチャーだ!!って監督1年だけで行くって言ったくせに片岡先輩が入っているじゃないっすかぁ〜いつもの癖っすか?」
勇気があきれた様に言うと
監督「口に気をつけんか!!それに今年の1年にはショートがいないんだよわかったか」
監督が激しい口調で言った
勇気「ハイ、わかりました」
このときは流石の勇気もすいませんと頭を下げた
審判「ではそろそろ試合を始めます」
光輝「勇気君始まるよ」
光輝がそう言うと
勇気「うっしゃ〜行くか!!」
久富「おう」
どうやら張り切っていたのは勇気だけでなくこの男、久富も勇気と同じ、いやそれ以上に張り切っている
片岡「よっしゃーいくぞ!!」
片岡キャプテンの掛け声と共に試合が始まった
ぶ〜〜〜ん
遠くから車のちかずいて来る音が聞こえる
キッキ〜 バタン 
車のドアが開いた
河野「よし何とか間に合った今日のパワ高と、栄光の練習試合は見逃せないぞ」
そう言ったのは「月間高校野球」の河野正(かわのただし)である
芝田「でも河野先輩何で今日のパワフル高校対栄光学園の練習試合があるのがわかったんですか??」
そう言ったのは今年から編集者に入社した芝田理恵(しばたりえ)である
河野「何だお前、このパワ高対栄光は毎年やっているんだぞ!!しかもメンバーはほとんどが1年でやるんだぞわかったか?」
優しい口調で河野が言った
芝田「わかりましたけどもう試合始まりましたよ」
勇気「光輝、俺とお前の初デビュー戦だ勝利で飾ろうぜ!!!」
つづく