13話 秋季大会に向けての秘策

秋季大会まであと1カ月。

(明清学園高等学校 硬式野球部 1年生 箕輪陸の自宅でもある)
明清学園高等学校 硬式野球部 箕輪監督 自宅にて

監督は夏季大会の主力層(沢井・辻村・東條の3人)が抜けた後の
新メンバーについて真剣に考えていた。
監督「うーん…この前の練習試合のスタメンを考えると、若干寂しい感じがするな…」

監督は次の秋季大会に向けてのスタメンの構想を練っていた。
監督「そこまで深く考えてもしょうがないか…とは言っても秋季大会まであと1カ月あるんだよな…とりあえず明日も早いし、寝よう。」

箕輪監督が寝床についたその時、ある考えが監督の頭に浮かんだ。
監督「!!これだ!!

翌日
監督「全員集合!!

ザッ!!
監督「来週から1週間、秋季大会に向けて、合宿を行う事になった!!

ザワザワ…
監督「静粛に!!各自、秋合宿に向けた準備を行うように」

守備練習中…

カーン!
松山「オリャー!!

パシッ!!
監督「ナイスキャッチ!!(松山の守備はいつ見ても美しいな…)
「テヤーッ!!

カーン!ポロッ!!
監督「コラーッ!!しっかり捕れーっ!!((前に比べて、守備範囲は広くなったが、守備に確実性がないのが不安だな…)

打撃練習

シュッ!!
村木「オリャー!!

カーン!!
監督「(打撃に確実性があり、たまに一発は出るんだが、まだまだパワー不足って所だな…)

練習終了
監督「本日の練習は以上だ。さっきも伝えたが、来週から秋合宿に入る為、各自準備を整えておいてくれ」
全員「ありがとうございました!!
村木「秋合宿って何やるんだろうな〜」
田本「夏の大会前に合宿やらなかったのに、何故この時期になってやるんだろうか」
風岡「何でも秋合宿は数年ぶりにやるみたいらしい」
箕輪「親父からそんな事、一言も聞かされていなかったのに…一体、どういう心境の変化なのだろうか。」
松山「この前の帝都学園との練習試合もギリギリで引き分けだったしな…」
細野「となると、まさかのポジション変更もあり得るかもしれないな」
松山「いずれにせよ、秋合宿は通常の練習よりキツくなる事は考えられそうだな。」
箕輪「体力をつけてどんな練習にも耐えられるようにしておかないとな…」
風岡「まさかのキャッチャーから外野のコンバートにならないように頑張るぞ!!

秋季大会まであと1カ月という所で、箕輪監督が打ち出した対策とは何と合宿だった。
合宿は数年ぶりに行われると言うが、果たしてどんな練習が待っているのだろうか。

次回予告 第14話「秋合宿」

乞うご期待。
ギャランシー「皆さま、お久しぶりです。ついに社会人2年目となったギャランシーです。前よりも更新頻度がかなり遅くなるかと思いますが、御容赦下さい。ちなみに次回は14話 秋合宿に加えて、箕輪陸のサブストーリーを更新する予定となります。今後とも引き続き、何卒宜しくお願い申し上げます。」