番外編 その2 陸上→野球(田本 剛史)
ギャランシー「どうも、皆さん。ギャランシーです。ちょっと話に入る前に色々と話したいことがありましてですね、この場をお借りしている訳なんですが、宜しいですか?」
箕輪(陸)「…」
ギャランシー「宜しくないようで、ではさいなら〜。」
風岡「こら、ここまで引っ張っておいて、それは無いだろ。」
ギャランシー「…………ゴホン!!では、気を取り直して、続けます。まぁ、ちょっと自分のことを紹介しておくと、一応自分は大学3年生な訳でですね、就活とか就活とか就活とかで色々と忙しい訳なんですよ。って事でちょっぴり忙しめな時期に入りかけているので、更新ペースが遅くなるかもしれませんが、その辺はご了承ください」
村木「ふむふむ」

ギャランシー「あと何か要望とかありましたら、何でもおっしゃってください。掲示板の方にアドレス載せておくので、リクエストはそちらまでお願いします。」
箕輪(陸)「それだけ?!」
ギャランシー「それだけです。では本編に移ります。長々とすいませんでした...」
村木「作者の完全なる自己満だな。。。」

↓本編

皆はこの男を覚えているだろうか?!

俊足が取りえの期待の新入部員、田本剛史を…

彼が野球を目指した理由。

それは少し、不思議なもので誰も知らない。

中学まで陸上部だった彼が何故、いきなり野球部?!という感じに解釈しても不思議ではない。

彼は自己紹介のときに、野球に惹かれて野球を始める事になりました。

と言っていた。

今回の番外編では、その秘密に迫っていく。
箕輪(陸)「おーい、ツヨシー!!」
田本「ん、何だい?」
箕輪「そういえば、君がどうして野球を始めたか凄い、今知りたいんだ。」
田本「えっ、今更?!まあ別に話してもいいけど、恥ずかしいからあんまり広めないでね。」
村木「そうだ、俺にも教えろ。」
風岡「俺にもだ。しかも凄い、今知りたいとか訳分からんぞ。」
周「俺も忘れちゃ困るぜ」
田本「うわっ!!一体何処から沸いて出てきたのさ?!」
風岡・村木・周「沸いて出てくるも何も最初っから陸の後ろにいたぞ。」
田本「…」

田本は自分の中学時代の事も含め、何故野球部に入ったのかという事を話した。

回想シーン

あれは中学時代の頃、田本は小学校のクラブ活動からやっている陸上を中学でもやる事にした。

それから2年が経ち、自分を変えるきっかけとなった出来事があった。

当時、陸上部のトップ10に入っていた田本は大会に出るための部内の選考会に参加。

前日に、道路で蹲っている人が車に引かれそうなのを助けて、変な体勢で足を着地したためか、調子はよくなかった。

当然、選考会でもいつもの調子が出ず、毎年出ていた大会に今年は欠場という形になってしまった。
田本「…」
??「元気、出せよ。」
田本「先輩…自分もうダメです...」
??「何、言ってんだよ!!お前は良い事をしたんだ。悔いは無いんだろう?!」
田本「確かにそうですけど...」
??「今回、落ちたって良いんだよ。次回があるんだからさ。それより、野球のチケットが手に入ったんだ。来週、一緒に見に行かないか?!」
田本「野球ですか?!」

当時、田本と先輩が見に行ったのはベイスターズ戦。

ウグイス「3番 センター 村木 背番号 10」
??「ほら、ベイスターズのスーパースターだぞ。あの選手は陸上をやっていたんだが、自分の才能の無さに断念した。しかし、そこからめげずに野球に一生懸命打ち込んだことで野球選手として大成したわけだ。」
田本「…」
??「それが、お前はどうなんだ?一回位選考会に落ちた位で、落ち込んだりして。村木選手を見習えよ。あの人は自分で才能が無いと決め付けたけど、新たな活路を見出したんだぞ。」
田本「…」

カキーン!!

村木が打った打球は右中間を破る走者一掃の3点タイムリー3ベース。
田本「(この人、凄い!!才能が無くて、陸上を諦めたとか言っていたけど、そんな風には見えない。生き生きとしてる。野球ってこんなに人を変えられるもんなんだ!!)」
??「おい、聞いているのか?田本!!」
田本「分かりました。今出来ることをとりあえず、頑張ります!!ありがとうございました先輩!!」

それから田本は陸上の練習後にバッティングセンターに通い、素振りを絶やさなかった。

回想シーン終了
田本「んまあ、短いけどそんな感じです。」
風岡「なるほどー」
箕輪(陸)「その先輩のお陰ともとれるのかな?」
周「いやー、陸上も野球も助っ人やってたから何となく気持ちは分からないでもないな。」
村木「俺の親父が絡んでいたわけか」
田本「んまあ、そうだねー。」

箕輪(陸)「ところで、その先輩とかは今でも陸上続けてるのか?」
田本「うーん、それは分からないな。卒業以来会ってないしね。」
風岡「謎はますます深まるばかりか…」
村木「こらこら、謎なら1つ解決したじゃないか。」
周「それは、もちろん彼が今ここで野球をしてる理由だよな?」

そう、

田本剛史は村木翼という一人のスーパースターに惹かれたのだ。

もし、彼が村木翼という選手を知らずにここまで来たら...

もし、野球に出会っていなかったら、

彼は今この場にいないだろう。

そして、村木選手の背中を追って野球という団体競技をしていなかったのだろう。

田本剛史…彼の今後の成長にご期待あれ!!
ギャランシー「どうも、ギャランシーです。皆さんにお願いしたいことがありまして、今回また再登場したわけなんですが、田本の陸上部時代の先輩を募集しています。募集制限人数はもちろん1人です。もしアイディアがひらめいたりしたら、掲示板に書いてくださるとありがたいです。」