第1話
「ドラフトまであと三時間か・・・」
今喋っているのが甲子園で完全試合を達成した
竜崎 タクマ である。
「タクマは絶対、ドラ1だよなっ!」
こちらはその球を受けた捕手。
大熊 健太 である。
「お前たち、授業中に何喋ってる!!」
この先公は英語担任で野球部の監督だ。
「竜崎、大熊、ドラフトが気になるのは分かるが
今は授業中だ、分かったな?」
「あ〜い。」
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♪ただいまよりドラフト会議を開始いたします♪
「ドラフト始まったぜ!皆黙れぇぇぇっ!」
第一巡目 巨人読売ジャイアンツ
竜崎タクマ 投手 夜急高校
「やったな!タクマはやっぱスターだ」
第一巡目 阪神タイガース
大熊健太 捕手 夜急高校
「よっしゃ!って、、、阪神!?」
「これからは敵同士になるんだな?」
竜崎は背番号 14 をもらい
大熊は背番号 1 をもらった。
そして運命の開幕戦。
開幕投手に巨人が竜崎を起用。
阪神は四番捕手で大熊を使ってきたのだ・・・。
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