第2話
〜「友との誓いをへて」〜



ここは病院。救急車の鳴り響いてる中病院内を走り回る男がいた。
海人「どこだぁぁぁ!!風也ぁぁぁぁ!!」

5分後
海人「どこだぁぁぁ!!風也ぁぁぁぁ!!」

10分後
海人「どこだぁぁぁ!!風也ぁぁぁぁ!!」

走り回る海人が角を曲がった時・・・

どがっ
海人「ぎゃ!」

ごろごろごろ
7Mくらいぶっ飛んだ!
???「君大丈夫かい?」
海人「・・・はい・・・なんともないっす」
???「(どこがだよ・・・)ん?・・・そのユニフォームは山城のかい?」
海人「そうです。・・・というよりなんで知ってるんですか?」
???「息子が野球部に入ってるからな。」
海人「そうですか・・・ってこんなことしてる暇はない!風也をさがさなければ!」
???「ちょ、君まちなさい。」

と、走ろうとする海人のくびねっこをつかむ男
海人「がはぁ!」
???「君は、風也をしってるのかい?」
海人「しっ知っているもなにも親友です!」
???「そうか・・・君か・・・海人君は・・・」
海人「なんでしってるんですか?俺まだ名前なのってないっすよ」
風也の父「何って俺はあいつの親父だからな。」
海人「・・・・・・本当ですかぁぁ!!だったら風也の状態はどうなんですか!?しってるんでしょ?」
風也の父「・・・・・・あいつは・・・・






3ヶ月後

羽田空港
海人「本当に引っ越すのか?」

風也「ああ、東京より自然の多い北海道の方が病気も再発とかしにくいみたいだし・・・ところでお前は野球は高校でもやるのか?」
海人「ああ、一応山崎高校からの要請もきてるし。」
風也「まあお前なら高校でもやっていけるだろうし・・・」
海人「まあな・・・お前はどうすんだ?」
風也「一応できるかわからないしなぁ・・・」
海人「お前くらいに野球が好きだとまたやり始めるだろ?」
風也「あぁ・・・やるよ。そん時は甲子園で勝負だぞ」
海人「ああ約束だ」

ガシッ

二人は熱い握手をかわした・・・しかし海人はさびしそうだった・・・
風也が引っ越すのもあったが別の理由もあった・・・
風也の父「おーい風也!そろそろ飛行機がでるぞ、お別れだ」
風也「わかった・・・じゃあな海人」
海人「じゃあな!・・・お酒はほどほどに」
風也「ばかやろ!飲むわけねぇーだろ!」

風也は海人の視界から消えた
海人「・・・・・最後の時間・・・楽しんで来いよ・・・」

空港では翼をつけた機体が旅立っていった・・・

続く