【リーフル】うわぁ!
鬼使いが鬼人となってからリーフルは歯が立たなかった
刀は折られ、弓矢も折られ盾で防いでいる状態だった
【鬼人】そろそろ飽きた・・・一思いに殺してやろう
片手に黒い球体が現れエネルギーがたまっている
【リーフル】(ここで負けたらこの世界が滅ぶ・・・あの娘も、ナチュルも・・・)
【鬼人】死ぬがいい!オーガキャノン!!
放たれた球体は真っ直ぐリーフルに向かっていった
【リーフル】(そんなの嫌だ!!)
ズガァァァァァン!!
凄まじい轟音と煙が上がった
しかし彼は・・・
【鬼人】・・・なんだと!?
生きていた
【リーフル】なんだ?盾が剣になった・・・
手には盾ではなく刃が光になっている剣だった
【鬼人】えぇい!死に損ないが!!
手の爪が鋭くなり剣のようになった
そしてリーフルに向かってきた
【リーフル】秘剣・・・
するとリーフルは構え
【鬼人】オーガクロー!!
【リーフル】風雲花!!
ズバッ!・・・
【リーフル】ぐっ・・・
【鬼人】・・・無念
鬼人は倒れるとすぅと消えてしまった
するとリーフルは倒れ剣を天にかざして
【リーフル】・・・・・・勝った
そうつぶやいた
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それから一週間後フォレストドラゴンは自然治癒力が高いので2日で全快し
リーフルの治療に時間をかけた
少女も勿論看病していた。名前は【シャーン】という
【リーフル】・・・・・・
傷も治ったリーフルはずっと考えていた
ナチュルはこの世界にいない。外の世界はわからない・・・だが
【シャ−ン】リーフル君。どうしたの?
ちなみにリーフルとシャ−ンの年は同じ18歳
【リーフル】・・・僕は旅に出ようと思うんだ
【シャ−ン】ナチュル君を探すの?
【リーフル】(コクッ)
彼はうなずき、旅の支度を始めた
あの剣はまたすぐに盾になったので盾のままだ
そしてお金、マント、聖水といろいろ準備していた
【シャ−ン】ねぇ、私も連れてって
【リーフル】えっ!?危ない旅になるよ?
【シャ−ン】大丈夫。フォレスト様から魔法を教わったから
と言って手の甲にある紋章をみせた
【リーフル】う〜ん・・・フォレストドラゴンから許可おりるかな?
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【フォレスト】やはり行くのか・・・リーフルよ・・・
【リーフル】うん、弟を探す
【フォレスト】・・・仕方ない。シャーンよ、お前も行ってくれないか?
【シャーン】えっ?良いんですか?
【フォレスト】あぁ、今のお前のレベルなら卒業だ
するとシャーンは嬉しそうに
【シャーン】ありがとうございます!
【リーフル】それじゃあこれからもよろしくね。シャーン
といって手を差し出すリーフル
【シャーン】こちらこそよろしく。リーフル君
とガッチリと握手をした
【フォレスト】お前達にこれを渡そう
すると例の光の球から刀と杖がでてきた
【リーフル】ありがとう。フォレストドラゴン
【シャーン】ありがとうございます。フォレスト様
【フォレスト】よし、ゲートを創るぞ
すると壁に巨大な魔方陣が現れ、光のゲートが出来た
【フォレスト】行くが良い。そして必ず帰ってくるのだ
2人はゲートの奥に消えてしまった
【フォレスト】・・・これも運命なのか・・・