第4話【決着・・・旅立ち】
【リーフル】うわぁ!
 
鬼使いが鬼人となってからリーフルは歯が立たなかった
 
刀は折られ、弓矢も折られ盾で防いでいる状態だった
【鬼人】そろそろ飽きた・・・一思いに殺してやろう
 
片手に黒い球体が現れエネルギーがたまっている
【リーフル】(ここで負けたらこの世界が滅ぶ・・・あの娘も、ナチュルも・・・)
【鬼人】死ぬがいい!オーガキャノン!!
 
放たれた球体は真っ直ぐリーフルに向かっていった
【リーフル】(そんなの嫌だ!!)
 
ズガァァァァァン!!
 
凄まじい轟音と煙が上がった
 
しかし彼は・・・
【鬼人】・・・なんだと!?
 
生きていた
【リーフル】なんだ?盾が剣になった・・・
 
手には盾ではなく刃が光になっている剣だった
【鬼人】えぇい!死に損ないが!!
 
手の爪が鋭くなり剣のようになった
 
そしてリーフルに向かってきた
【リーフル】秘剣・・・
 
するとリーフルは構え
【鬼人】オーガクロー!!
【リーフル】風雲花!!
 
ズバッ!・・・
【リーフル】ぐっ・・・
【鬼人】・・・無念
 
鬼人は倒れるとすぅと消えてしまった
 
するとリーフルは倒れ剣を天にかざして
【リーフル】・・・・・・勝った
 
そうつぶやいた
 


 
それから一週間後フォレストドラゴンは自然治癒力が高いので2日で全快し
 
リーフルの治療に時間をかけた
 
少女も勿論看病していた。名前は【シャーン】という
【リーフル】・・・・・・
 
傷も治ったリーフルはずっと考えていた
 
ナチュルはこの世界にいない。外の世界はわからない・・・だが
 【シャ−ン】リーフル君。どうしたの?
 
ちなみにリーフルとシャ−ンの年は同じ18歳
【リーフル】・・・僕は旅に出ようと思うんだ
【シャ−ン】ナチュル君を探すの?
【リーフル】(コクッ)
 
彼はうなずき、旅の支度を始めた
 
あの剣はまたすぐに盾になったので盾のままだ
 
そしてお金、マント、聖水といろいろ準備していた
【シャ−ン】ねぇ、私も連れてって
【リーフル】えっ!?危ない旅になるよ?
【シャ−ン】大丈夫。フォレスト様から魔法を教わったから
 
と言って手の甲にある紋章をみせた
【リーフル】う〜ん・・・フォレストドラゴンから許可おりるかな?
 


 
【フォレスト】やはり行くのか・・・リーフルよ・・・
【リーフル】うん、弟を探す
 
【フォレスト】・・・仕方ない。シャーンよ、お前も行ってくれないか?
【シャーン】えっ?良いんですか?
 
【フォレスト】あぁ、今のお前のレベルなら卒業だ
 
するとシャーンは嬉しそうに
【シャーン】ありがとうございます!
【リーフル】それじゃあこれからもよろしくね。シャーン
 
といって手を差し出すリーフル
【シャーン】こちらこそよろしく。リーフル君
 
とガッチリと握手をした
 
【フォレスト】お前達にこれを渡そう
 
すると例の光の球から刀と杖がでてきた
【リーフル】ありがとう。フォレストドラゴン
【シャーン】ありがとうございます。フォレスト様
 
【フォレスト】よし、ゲートを創るぞ
 
すると壁に巨大な魔方陣が現れ、光のゲートが出来た
 
【フォレスト】行くが良い。そして必ず帰ってくるのだ
 
2人はゲートの奥に消えてしまった
 
【フォレスト】・・・これも運命なのか・・・