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−１９９６年 ４月 下旬−
赤竜高校では残った新入部員の力を確かめる為に紅白戦をする事となった。
中西監督「延長はなく９回までで１年がケガなどで欠場した場合はベンチ入りの２年から補充する事とする」
真田「ま、実力差はあるだろうけど立ち向かって来なさい。キャプテンが容赦ないボールで君達を抑えて行くだろうが気にするな」
吉田「色々とツッコミたいけど、ここは無視して監督、やっぱり戦力差があると思うんですが？」中西監督「分かっている。しかし全国制覇を狙っている以上、１年にも逆境精神を受け継いで欲しいからな」全員「…………逆境精神ねー」中西監督「とにかく試合放棄は認めないしコールドもなしだ！」松本「なんかプレッシャーがかかるな」
工藤「いまさらだな。それよりキャッチャーのお前の役割は重要だぞ！」松本「でも小田切って力押しのスタイルだからあんまりリードは関係ないんだけどな」
小田切「これから少しずつコントロールも上げて行く。お前とは長い付き合いになりそうだからリードを頼む！」松本「あっ！？ ああ！」矢吹「松本は気が弱そうだけど大丈夫なのか？」
村田「まあな。だけど２年からスタメン獲ったしリード力はあるぞ！」矢吹「へえ、しかしキャプテンから打てるかな？」村田「１打席じゃまず無理だろうな。３打席あれば当てるくらいはできると思うけど？」佐伯「そう言えば村田達はキャプテンと同じ中学だったんだよね」村田「ああ、中学時代も基本的に失点が少なく奪三振の多い人だったよ。勝てなかったのはエラーが多かったのが原因だったな」矢吹「そう言えばお前のバッティングには度肝を抜かれたけど守備も別の意味で度肝を抜かれたな」
村田「それは言わないでくれ」佐伯「そう言う意味じゃ他の内野陣の守備が良いのは助かるね」矢吹「と言っても松本が５番に入ってるところからも分かる様に攻撃力の低さには泣けて来るけどな」佐伯「まあね」
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小田切（今度は木下さんか、こう言う試合じゃ一発は怖いな）松本（大丈夫だ。ここまでコントロールは安定してるしコース付けばそうそうは打てない！）ククッ！
木下「なかなかやるな」今日も良いところなしの木下はボール球のスライダーを振らされて空振り三振に倒れる。
小田切（次は福西さんか）ガキッ！
福西「１年とは思えない速さだ！？」福西も高めのストレートを打ち上げてセカンドフライに倒れる。
小田切（シュッ！）ズバ―――ン！
山口「頼もしい１年だな」続く山口もかすりもせず三振に終わり小田切は６回も見事なピッチングを見せる。
松本「本当に凄いな」小田切「お前のキャッチングも大した物だな」松本「……まあな」
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斎藤主将「それじゃ抑えるか」ズバ―――ン！
小田切「くそっ！」小田切はかすりもせず三振と言うかここまでの１年のアウトは全て三振と斎藤は怪物振りを見せている。
斎藤主将（シュッ！）ズバ―――ン！
立石「手も足も出ない」続く立石もライジングノヴァ（ストレート）を空振り三振し２アウトとなる。
斎藤主将（シュッ！）ククッ！
佐伯「こんなカーブ混ぜられたらもっと打てないよ」佐伯には変化球で勝負しこちらも手が出ず見逃し三振に終わる。
斎藤主将「これにて出番は終わりか」
吉田「ま、ここまで接戦なのは予想外だったけどな」斎藤主将「ああ。クリーンナップにはあまい球を投げて来ないし良い打者には強い印象があるな」吉田「未来のエースか」斎藤主将「柚や工藤もいるからエースとも言い切れないけど、１年でこれならプロ入りも夢じゃなさそうだな」吉田「松本も１３０キロ以上のボールや変化球を上手くキャッチングするよな？」斎藤主将「工藤のボールをずっと捕ってたらしいからな。あいつも夏にはベンチ入りはするかもな」吉田「スタメンには残念ながら俺がいるからな！」斎藤主将「リードは既にお前より上だけどな」吉田「うっさい！」
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小田切（シュッ！）ズバ―――ン！
根本「速っ！？」根本も速いストレートに対応できず見逃しの三振に終わる。
松本（速さは落ちてないけど、またコントロールが安定しなくなったな。ムダ球も多いし球数的にもそろそろ交代も考えないとな）小田切（まだ大丈夫だ！）真田「よっと！」カキ―――ン！
松本「また打たれた！？」前の打席と同じ様に打たれ真田はまたしても盗塁を成功させ小田切は１アウトランナー３塁のピンチを迎える。
小田切「ちょっとコースがあまかったな」松本「と言っても簡単に打てるコースでもなかったんだけどな。しかしまあ４打席目とは言え簡単に打つところは日本で２番目に強い高校ってところか」小田切「やはりスクイズもあるか？」松本「可能性としては高いかな。ただ、相川さんを歩かせたらクリーンナップに回ってもっと危険とも言える。つまり」小田切「つまり１点は覚悟して投げろって事だな！」松本「ま、そう言う事、格好良く三振に抑えれば完璧なんだけど」小田切「チームの中でもその三振がもっとも奪いにくいバッターか」松本「ま、そう言う事だな」小田切「分かった。なんとか三振に抑える！」松本「うーん…………分かった。俺も三振を奪えるリードをするよ！」小田切「頼む！」
相川（ここでの問題は１点にこだわるか１つずつアウトを取って行くピッチングをするかのどっちかかな。彼らはどっちを選ぶかな？）コツンッ！
真田「ふふん〜♪」松本「１点取られたのは分かりましたから何度もホームベースを踏まないで下さいよ」
真田「ごめんごめん」と言う訳で追い込んだ後にインサイドを付くスライダーで勝負したがあっさりとスクイズを成功させられた。
小田切「最初から追い込まれた後の決め球をバントするつもりだったのか」松本「だな。しかしバント失敗したらアウトだったのに度胸あるよ」小田切「それだけバント技術に自信があったって事か」松本「度胸もあるな」小田切「ま、２アウトでランナーがいなくなったし切り替えて行くか」松本「あっさりとしてますね？」小田切「悔しいが今の俺の実力じゃ通用しなかった。だが試合は決まった訳じゃないしな」松本「切り替えるのが早いなー」ガキッ！
斎藤主将「それでお前はキャッチャーフライと」吉田「結構変化するスライダーだから打ちにくいんです」斎藤主将「まあ１点入ったし良しとするか、それじゃ後は頼むな」
柚（コクッ！）
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矢吹「しかし凄い変化だったな！？」柚はライジングナックルを多投するがストライクが入らず矢吹は四球で出塁する。
吉田「やっぱり捕るのが難しいな」柚「コントロールも安定してない」吉田「とりあえず今はストレートでカウントを取って決め球に使うのが良いかな」柚「分かった。ストレートの方ならコントロールもそれほど悪くはない」吉田（やっぱりストレートも不安だよな。しかし捕るのも難しいし球数投げさせてフォームを作って行くしかないよな）クルッ！
村田「とてもじゃないが１打席で打てる球じゃない！？」村田はライジングナックルを空振り三振するがランナーは３盗まで成功させ１アウトランナー３塁となっている。
吉田（ただでさえクイックが下手だったのにもっと大きなフォームに変えてからは３盗までも軽く成功されちまう）柚（ホームベースを踏まさなければ問題ない！）吉田（確かに当てる事も難しいけどな。コントロールが安定してないし押し出しの可能性もあるし？）柚（大丈夫！ 今は空振り三振に抑えた！）吉田（そうだな。柚を信じるしかないか！）ガキッ！
松本「ファーストライナーか」松本は追い込まれる前に決めようとしたが結果はファーストライナー、ランナーも返れず２アウトランナー３塁となる。
吉田（驚いた。あっさりと当てて来やがった！？）柚（さっきまでハジメが投げてたから）
吉田（ストレートに慣れて来てるって事か）クルッ！
矢吹「つうかノーアウトランナー３塁で無得点ってありえないだろう！」雪村「すまん」小田切「もっと見て行けば良かったと思うが？」村田「まあな」松本「俺もストレートなら打てそうだから振ったんだけどな」とこっちは同点のチャンスだったが結局打てずに無得点に終わった。
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小田切（シュッ！）カキ―――ン！
初球あまく入ったストレートをセンター前に打って柚がファーストに出塁する。
村田「しかし簡単に打ちますね？」柚「コースがあまかったしそろそろスタミナ切れかも知れない」村田（四死球も結構あったからな。どっちにしろ工藤も出る事になるだろうし…………うーん？）ズバ―――ン！
篠原「………………」続く篠原にはストライクが入らずストレートのフォアボールで再びピンチを迎える。
松本「うーん」小田切「限界か、自分で出したランナーを押し付けるのは嫌なんだがな」松本「でもコントロールも速さも落ちてるし悪いけど」小田切「……分かった。投手の交代はお前に任せるって言ったからな」ここで１年も交代で小田切に代わって工藤がマウンドに向かう。
工藤「ここまで好投している小田切の為にも負けられんな！」松本「だな」工藤「大丈夫だ。２イニングくらい抑えて見せる！」松本「ああ！」ククッ！
木下は外のボール球を振らされて空振り三振に抑えられる。
木下「今日良いところなし」福西（投球術は悪くないな。ま、選球眼のない木下だからあてにはならないかも？）工藤（シュッ！）ガキッ！
福西「うげっ！？」福西はあっさりとフォークを引っかけて併殺に倒れて３アウトとなる。
矢吹「ピンチだったけど、あっさりと終わったな」小田切「これからエースを競うライバルだからな。こうじゃないとつまらん！」
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柚（シュッ！）クルッ！
佐々木「げっ、入ってるし」フルカウントだったがなんとかストライクに入り見逃しの三振に抑える。
吉田（ここまで５０％くらいの確率で入ったり入らなかったりしてるな。けど追い込んだ後は良い球が来てるな）柚（シュッ！）ズバ―――ン！
金村「しまった！？」ここまでの決め球はライジングナックルだったが金村には決め球をストレートにし見逃しの三振に抑える。
吉田（単純なリードだけど上手く行った。次の工藤もバッティングは大した事ないし同じようなリードで抑えよう！）工藤「………………」ガキッ！
柚は失投を投げてしまうが工藤は対応できず打ち上げて３アウトチェンジとなる。
吉田（危なかった。コントロールが安定してないしあんまり難しいコースには投げさせないようにするか）工藤「ちっ！」立石「まあ逆のコースじゃなかなか対応は難しいよ」工藤「…………過ぎた事を言っても仕方はないか」立石「だね」
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工藤（シュッ！）ガキッ！
山口「さっきと違ってコース付いて来るから打ちにくい！？」山口はカーブを打ち上げてライトフライに倒れる。
松本（今日の２人のボールは本当に良いから先輩達でもなかなか対応は難しいはずだ！）工藤（シュッ！）スト―――ン！
根本「フォークも結構落ちるな」根本も追い込まれた後にボール球のフォークを振らされて三振に抑えられる。
コツンッ！
今日の真田は絶好調代わった工藤からもセーフティバントを成功させたやすくファーストへ出塁する。
真田「上下関係をきっちりと教えてあげるよ♪」村田「結構です！」真田「まあまあそう言わずに」相川（団長が走るから１球は待って）カキ―――ン！
金村「げっ！？」警戒されている中だが真田はたやすく２盗を成功させそして次は盗塁ではなくヒットエンドランと相川は金村の逆に打ち込む。
真田「おっしゃ！」真田は得意の快足でホームまで返り相川はホームへ直接の送球を見てすかさずセカンドまで走る。
松本「悪い」工藤「過ぎた事は言うな。それより次のバッターをどう抑えるかだ」松本「１塁空いてるし吉田さんは歩かせよう」工藤「分かった」松本「自分で言ってなんだけど、あっさりと頷くな？」工藤「点を取られたしな。それにお前のリードは信頼している！」松本「ああ！」そして吉田は敬遠し柚と勝負する。
吉田「敬遠か、打ちたかったんだけどな」柚（狙うならストレートよりも変化球！）工藤（小さくて投げにくい感じはするが、それだけで小田切から打てるとも思えないが？）松本（１打席しか見てないから断言はできないけど、バットコントロールはかなり上手いと思う。コース付いて行こう！）工藤（分かった！）カキ―――ン！
金村「今度は抜かさない！」パシッ！
柚（ヒット損した！）先ほど捕れなかったのが悔しかったかここで金村がファインプレイを見せる。
松本「助かった！」工藤「しかし１点を取られた」村田「１人出れば俺まで回るんだ。最低でもホームラン打って同点にしてやるよ！」松本「今日は１本打ってるしもう１本頼むよ！」村田「任せろ！」工藤（どっちにしろ延長はないし俺の出番はなさそうだな）
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柚（残り３人！）クルッ！
立石「…………嘘？」ここで柚は吉田のサインに首を振りライジングナックル３つで見逃しの三球三振に抑える。
吉田「この場面ですげえ球を投げるな！？」佐伯「マジかよ。あんな変化でコントロールがあったらとてもじゃないが打てないぜ！？」続く佐伯もさっきのボールを見たせいか自信薄な表情で打席へ向かう。
柚（良い感じ！ さっきのリズムで投げよう！）クルッ！
佐伯「入ってるし！？」続く佐伯にもコントロールは安定していて見逃しの三振とあっさりと２アウトまで行く。
矢吹「あれを打つのかよ！？」柚（このまま行く！）クルッ！
吉田「っ！？くそっ！？」矢吹「間に合え！」２ストライクまで追い込んだが吉田が後逸し矢吹は振り逃げでなんとか生き残る。
吉田「すまん」柚「構わない。パスボールはピッチャーにも責任がある！」吉田「そう言ってくれるのは嬉しいんだけど、ストライクに入ってた以上、こっちのミスだしとにかく次は身体で止めるから抑えず全力で投げてくれ！」柚（コクッ！）村田（４番に相応しい場面が回って来たな。あいつらの為にも一発を狙う！）吉田（前と比べて力んでる感じだな。長打力は凄まじいしボールから慎重に入るか）柚（シュッ！）クルッ！
村田「………………」４番の村田だったが三球三振とあっさりと抑えられて試合は紅組が勝利する。
中西監督「と言う訳で３対１で紅組の勝利で終わった訳だが」村田「どうせ俺はあっさりと抑えられて終わりましたよ」中西監督「お前は４打数１本塁打と活躍したと思うが？」村田「打ったと言っても失投でしたし風祭先輩には２打席とも三振に抑えられてますよ！」中西監督「中にはノーヒットだった奴もいるんだ。それを考えたらマシな方だろう」木下「そうだぞ。１年のくせに打って文句言ったらダメだぞ！」篠原「そう言えばお前もノーヒットだったな」木下「ああ。今日『も』ノーヒットでしたよ！」福西「うわー自分で自分の傷を抉ってるよ」中西監督「篠原は明らかに本気じゃなかったな！」篠原「まあ１年相手でやる気がしなかったのは事実ですが？」中西監督「はあ、本気でやらなきゃ意味がなかったしお前はベンチに置くべきだったな」篠原「それでも打席に立つ以上ちゃんと打つつもりでしたけどね」中西監督「ったくどうしてこう問題児が多いのやら」真田「ちなみに今日の僕は大活躍でしたけどね！」中西監督「本当にお前と１年だけが元気だったな。ま、１年の実力も分かったし収獲はあったな」福西「３対１とここまで接戦なのは予想外でしたけどね？」中西監督「ま、お前らがやる気なかったからな」相川「それでも小田切君と工藤君は評価されるべきだと思います」小田切「負け投手になって評価もないでしょう」工藤「俺も２イニングで１失点と誉められる内容ではありません」中西監督「やれやれ確かに１年連中は良く頑張ったし夏までにはスタメンも代わるかも知れんな」福西「うげっ！？」木下「こんな紅白戦でレギュラーを決めるんですか！？」中西監督「この試合だけで決めるつもりはないが目安にはなるかもな」佐伯「つまり俺達も頑張れば夏からレギュラーですか？」中西監督「今のレギュラーより実力が上ならな」佐伯「実力があればレギュラーかやる気が上がるな」松本「って言っても実力がなければダメって事だろう」佐伯「大丈夫、守備だけ取れば木下さんより上だ」木下「くそっ！ １年にここまでボロクソに言われるとは！？」篠原「だったらバッティングでアピールするんだな」木下「仕方ないだろう。春先からずっと不調なんだから」中西監督「まあ来月から練習試合もする予定だからそっちでアピールするんだな」こうして紅白戦は終わった。正直、内容の薄い試合だったが柚の新球や新しいメンバーの活躍など一応収獲はあったらしい。
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結依「つまり勝ったがいまいちだったと言う事かの」斎藤主将「そう言う事かな」柚「でも新しいピッチャーは助かる」斎藤主将「こっちの負担が減るからな」
月砂「今年の夏も万全って事ね」斎藤主将「まあね」結依「しかしあの２人がいないだけでこんなに静かとはな」真田と吉田は疲れたと言う事で寄り道せず真っ直ぐ帰宅したらしい。
斎藤主将「真田が騒がしいだけだよ。吉田はそれに巻き込まれる感じだね。静かで落ち着かないのならテレビでも観ようか」
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霞「なんと言うかもう４月も終わりと時が進むのは早いですねえ」
武藤「といきなり言われてもね？」霞「ノリの悪い人ですね。肝心のペナントレースですがセリーグはベイスターズが順調に勝ち上がっておりパリーグはバファローズが勝ち上がっております！」武藤「どっちも昨年はＢクラスだったからちょっと意外でしたけどね」霞「そこはやはり新人選手のおかげでしょうね」武藤「まあね。昨年のドラフトが凄かっただけあってみんな頑張ってますからね。ベイスターズじゃ真島が正捕手奪ったり相良が４番打ったりだしバファローズも天野が開幕投手として活躍したり木下も既にスタメンで頑張ってるし」霞「と新人選手も頑張っておりますが、他の主力選手ももちろん頑張っております！」武藤「それにまだ４月ですしスタートダッシュに成功して一気に失速なんてのもザラですからね」霞「まあそう言う事です。まだ４月ですがペナントでは熱い試合をしております。以上、ドラスポがお送りしました！」武藤「ってずい分短いな！？」霞「４月ですしタイトル争いとか言っても仕方ない気もしますし」武藤「そうですね」霞「今年の新人王争いは熾烈そうです。それでは」と言う訳で今年のペナントレースも始まったらしいが斎藤達には関係なく新たな仲間と共に夏に向かって頑張って行く。