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それで何の用で呼んだんだ?」
いやここは表情を変えてふふふと
真田「ふっふっふ、ここで咳きこんで失態をするなど古典的な事はしないぞ。ふっふっふ、さてと君達を呼んだ理由は…………(
吉田「このすごろくか」
斎藤「野球すごろくって書いてあるな」
吉田「しかし野球すごろくって普通のすごろくとはどう違うんだ?」
真田「基本的にサイコロ振って進むのは一緒だよ。後は所持金やカードの類、それとマス目で色んな選択肢があったりとサイコロの目が重要だね!」
佐伯「普通のすごろくと変わらない気もするが?」
真田「そう言われるとそうかもね。ただこのすごろくの一番の特徴はサイコロを2つ振る事だよ。つまり1〜12の数字を選べるって事!」
真田「いやいや1〜12で合っているんだよ。まあそれは置いといて
真田「では説明をしよう!」 斎藤「吉田の家行ってゲームすんのか?」 |
真田「じゃあすごろくしようか」
佐伯「まあようするに一番最初にゴールすれば勝ちなんだろう?」
真田「いや、それは違うよ。もちろんゴールした最初の人が有利になるけど、ゴールした後こそが真の戦いの始まりと言っても分かんないだろうからやりながら説明して行こう!」
吉田「それだと、お前が有利にならないか?」
真田「そうかな……じゃあハンデでも付けようか?」
真田「僕は1人で斎藤と吉田が組んで村雨と佐伯が組む3人対戦とかは?」
吉田「お前がそれで良いなら構わないが」
佐伯「96年って書いてあるな」
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斎藤「カードは12種類か」
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吉田「うーん、まずは斎藤が振ってくれ」
斎藤「分かった」
佐伯「サイコロは村雨が振って行って良いぞ」
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吉田「それじゃ今度は俺が振らせてもらおうか!」
吉田「それでどっちにする?」
斎藤「やっぱりジャイアンツかな」
斎藤「ここはどう見ても嘉神さんだろう」
佐伯「1500万円と言う安さでこの能力なら当然だな」
斎藤「じゃあ嘉神さんでターンエンドだな」
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真田「ふっ」
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佐伯「数字選択カード……これで一気に選択肢が増えた訳か」
村雨「トレードやショップでも使えるらしいけど」
佐伯「どっちかと言えば球団選択やトレードの場面で使いたいな」
村雨「そうだね」
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斎藤「それじゃ振るか」
斎藤「6はショップか12は選手か、12だな」
吉田「そろそろピッチャーが欲しいけど
斎藤「ここは河原さんかな」
吉田「まあな
佐伯「斎藤達は順調に選手を補強しているな」
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真田「いやマスは長めに作ってるけど、オーダーで作れるかどうかは分からないからDHはなしってルールで」
真田「うん。だから選手にはプロに入って守っていたポジションを全部守れるようにしてる」
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真田「一応トレードのマス目もあるんだけどね。成功するかサイの目しだいだけど」
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佐伯「よっと!」
佐伯「当たり前だが金銭トレードで『数字選択カード』で12を選択すると」
佐伯「それじゃ悪いがもらって行くな」
斎藤「ああ」
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吉田「ここは所持金追加が良いな!」
斎藤「えっと『君はラッキー☆ ここではサイコロ振った数字×2倍の所持金が追加されるよ!』
斎藤「ここは10以上だな!」
佐伯「なるほど、数字選択カードはこう言う場面でも使えると使い勝手が良さそうだ」
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佐伯「しかし使うと所持金も追加されると良いカードだと思うが」
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佐伯「それじゃ俺も振ってと」
佐伯「ああ!」
斎藤「まあ仕方ないさ」
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斎藤「よっし俺だ」
吉田「またしても選手獲得か、ここは」
斎藤「今度はヤクルトスワローズかか」
斎藤「年俸制限カードと数字選択カードがあれば別だけどな」
斎藤「今年タイトル獲った藤堂さんも1億以上するな。」
斎藤「しかし姫川さんや朝霧さんも今年は成績悪かったしな。高いけどここは土丸屋さんで行って見ようか」
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斎藤「これでみんな選手を手に入れたけど順調に選手が集まってるとは言えないか」
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佐伯「やっぱり選手獲得だな」
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斎藤「じゃあ俺な」
吉田「4は選手で8は所持金か、ここは所持金だな」
斎藤「ああ。えっと『所持金2倍キャンペーン開始中!」か」
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吉田「ショップだな」
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佐伯「ヤクルトか」
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吉田「とっとと振って行きますか」
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佐伯「振ってと」
佐伯「良いルーキーがいる球団なら良いんだけどね」
佐伯「いや、連戦の可能性もあるし天野さんで行こう!」
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斎藤「ここは追加で所持金だな」
斎藤「来い!」
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佐伯「所持金が欲しいところだな」
佐伯「5が1回休みで10がショップか」
佐伯「まずまずだな」
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佐伯「良い数字を出したな」
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佐伯「よっと」
村雨「3だと『何の期間限定か知らんけど所持金2倍キャンペーン!』で6だと『1マス進んでカードを引いて来い!』か」
村雨「それじゃ3を選択して俺が振ってと!」
佐伯「これで一気に所持金が追加されたな」
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斎藤「まずは所持金だな」
斎藤「なら6だな『所持金を一気に追加しよう! ここでは3倍だ!』って」
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佐伯「ロッテか……投手は十分だしここは野手だな」
佐伯「ああ。良い補強だな」
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斎藤「俺達も選手追加しないとな」
斎藤「えっと『いよいよゴールまで20マス! ここではまず所持金追加ですが1億以下に限り5倍と言うお得イベント!? 残念ながら1億以上は1倍と普通ですがそれ+選手獲得3回かショップでカード5回かの選択ができます!』だってさ」
斎藤「とにかくまずは所持金追加だな」
斎藤「選手獲得3回か」
斎藤「ああ!」
斎藤「分かった!」
斎藤「かなり良い補強だったな」
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佐伯「えっと『ここではトレードもしくは高額選手獲得ができます。トレードは別にイベントはないですが高額選手獲得はサイコロを振った球団の一番年俸の高い選手を自動的に選び年俸制限カードを使う事になります!』か」
佐伯「西武とダイエー、御影さんと御堂さんとどっちも投手だな」
佐伯「じゃあ御堂さんで行こう!」
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吉田「6か」
斎藤「えっと『ショップでカードを3枚手に入れよう』か」
斎藤「数字選択にするか」
斎藤「暴速球カードか」
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佐伯「所持金強奪カードか」
斎藤「また選手補充カードと一気に形勢が変わって来たな」
斎藤「まあ天道さんも高いからな」
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佐伯「狙うは所持金追加だな」
佐伯「選手獲得!」
佐伯「そうだな」
佐伯「20本以上打ってるし悪くないな」
佐伯「悪くないな」
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斎藤「まずは暴速球カードだ!」
斎藤「2球目と」
真田「残念ながら暴速球で5が出ても意味はないですなー」
斎藤「それじゃ所持金強奪カードを村雨達に使うか」
斎藤「選手をあれ以上増やされたくないしどうせ1億2000万が限度だからな」
真田「ネタバレになるけど90マス以降は所持金2倍+選手獲得2人しかないから」
真田「いやいや、ここまでで選手を9人獲得するのも難しそうだからって最後はとにかく所持金2倍+選手獲得2人だけしか作らないようにしたんだよ」
斎藤「100マスには何かあるのか?」
斎藤「まずは2億追加か」
吉田「次は球団だな」
斎藤「また広島か、思い切って逆凪さんにするか」
斎藤「年俸制限カードど数字選択カードで1億で手に入れよう」
斎藤「そう言う事だ。それで西武か、外野が欲しいし草薙さんだな」
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斎藤「真田も西武か」
吉田「今度は広島か」
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佐伯「所持金3倍+選手補充カードか」
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斎藤「狙うのはもう5以内だな」
斎藤「一番最初にゴールしたけど」
斎藤「それじゃ神代さんを」
斎藤「後1人の外野手は神代さんか橘さんが良いなと思ってたからな」
吉田「これで終わりじゃなく試合が始まるのか」
斎藤「絶好調モード?」
斎藤「それじゃ2試合目で」
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佐伯「ああ。しかしライアンさん絶不調は痛いな」
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真島(シュッ!)
相良(バシッ! ビュ―――ン!)
佐伯「デッドボールで出塁し3塁まで盗塁して犠牲フライで得点か、渋いな」
佐伯「いや絶好調の分、カーブも少しはキレてたぞ」
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ライアン「消えろ!」
ライアン「邪魔だ!」
久住「打つ!」
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吉田「まあな」
斎藤「左投手と言うより防御率のタイトル獲った安定感を見込んでの起用だけどな」
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佐伯「フルカウントまで行ったけど最後はサードゴロか」
斎藤「やっぱり1打席で打つのは難しいよ」
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宗介「行くぞ!」
宗介「ふっ!」
神代「ふん!」
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村雨「感想と言っても不具合の多そうなバグゲームってイメージだったな」
佐伯「すごろくも最高12が出るんならもう少し長い方が良かったような?」
斎藤「電車に乗って物件買って行くゲームを参考にしたんだろうがあっちの方がやっぱり面白いイメージがあるよな」
佐伯「すごろくと試合を別々にするんじゃなく一緒にした方が面白いんじゃないか」
斎藤「それにあくまですごろくだしゴールしたら優勝で良いんじゃないか」
真田「つまり試合は結果でなく経過に置いてイベントにしろと」
村雨「野球のすごろくじゃなく野球を含んだすごろくにすれば良いと」
真田「あくまで斎藤の言う通りすごろくを主にして野球要素を入れよと」
真田「まあボードゲームが主体だし今度はそっちを主にしますか
村雨「ふむ。しかし上手く行けば来年から全員プロか、全員が同じリーグって事もないだろうし色んな意味で寂しくなるだろうね」
吉田「まあ暇潰しにはなったし来月までゆっくりとするか」
佐伯「確かにこうやって喋ってコーヒー飲むのも悪くないな」
斎藤「そうだな」