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斎藤&真田&吉田「………………………………………………」
中西監督「そう緊張するな」
斎藤「吉田は広島が指名するらしいし真田は未定か」
吉田「そして斎藤は巨人だな」
斎藤「3年間一緒に頑張って来たんだ。甲子園でも活躍したしきっと何処かが指名してくれる!」
中西監督「そんな事もない。確かに1位は難しいかも知れないが上位での可能性もある!」
斎藤「いよいよ始まる。本当の意味での3年間の結果がここでも決まるのか」
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霞「昨年も凄かったですが今年も負けていませんのドラフトが始まります。やはり注目するのは甲子園を制覇した赤竜高校の斎藤君、そして無明実業の風祭君です!」
武藤「他にも有名で即戦力の高校生がゴロゴロいますからね。今年も凄いドラフトになりそうですよ!」
霞「それでは注目の選手の入団は何処になるのか注目です!」
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佐伯「単独で指名か」
中尾主将「2回も甲子園優勝投手になったんですし1位指名は当然ですよね」
滝沢「ヤクルトスワローズか」
滝沢「ああ。だけど相手が手強い方がやりがいはあるな!」
斎藤「ふう、指名してくれたか、あいつらは何処に行くのかな?」
武藤「高卒ばかりで単独で指名されたのは佐伯君、村雨君、滝沢君、斎藤君ですか」
霞「うーん、単独とは言えどれも良い選手ですが複数指名されたのは石崎君、風祭君、天野君の3人ですね」
武藤「石崎君はサウスポーで甲子園最速155キロを記録と昨年の河島より評価が高く実力もありますから河島以上の活躍をするかも知れませんね」
霞「ちなみに河島選手は新人王こそ逃した物も最多奪三振やシリーズMVPやノーヒットノーランなどを記録と怪物投手としてアピールしました!」
武藤「そして風祭君は嘉神や久住に近いですが才能は彼ら以上でしょうね。能力も高く安定した成績を残しそうです」
霞「ちなみに嘉神選手と久住選手は首位打者を獲ったほどの選手ですから1年目から首位打者のタイトルを獲るかも知れませんね!」
武藤「天野君は風祭君に劣る物のその能力は超高校級で将来性も高いですからね」
霞「ちなみに天野の性で分かる様に近鉄の天野監督のご子息でもあります!」
武藤「兄もいますから兄弟仲良くチームメイトとして頑張ってもらいたいところですね」
霞「阪神が獲得しました。これは面白いです」
石崎「阪神か、竜崎さんもいるし俺も活躍すれば優勝争いに加われそうだな!」
中尾監督「来たな!」
中村監督「ちっ!」
霞「今年の本命を獲ったのは今年の日本一のチームとなんか運命的ですね」
風祭「久住さんと同じチームか、河島さんとか奥森さんとかいるけど、あまり知らないしちょっと不安だな」
直人「天才が何を言ってやるのやら、ま、俺は兄貴や親父と同じチームだしちょっと優越感だな」
天野監督「残念ながら俺は福井と違う。もらった…………
霞「残念ながら近鉄に獲得はされず獲ったのは日本ハムでした!」
垣内監督(今年の日本一のピッチャーだ。プロでも必ず通用する!)
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石崎「ハズレだけどな」
谷口「うむ。大した物だ」
霞「今年も高校生を中心としたドラフトでしたが続きは重複する事もなく綺麗に決まりました」
武藤「さすがに1位は甲子園に出てた選手ばかりですね。大学からは創運大学の麻生君か、石崎君より評価は低いですが150キロのボールを投げると例年なら逆指名は間違いないでしょうね」
霞「ふむふむ。それで永久君は?」
武藤「確か150キロ近いボールとスライダーが武器の本格派でしたね」
霞「やっぱり1位は実力派ですね」
武藤「ですね」
霞「ちなみにバファローズは長打力の凄まじい広瀬君、ライオンズは滝沢君クラスの打撃力を持つ常葉君を指名、そしてドラゴンズは抜群の変化球とコントロールを持つ谷口君を指名しました!」
中村監督(外野手が欲しかったし常葉なら打撃も守備も問題ないだろう)
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佐伯「うちの4番だからな。そりゃ指名されるだろう」
池田「横浜ベイスターズか」
浅野監督「まあ木下に負けず劣らずのセンスだし上位指名は当然だな」
斎藤「どっちの球団も1位は投手だし打者としたら一番期待されているって事かな」
霞「続いて2位の指名ですがこちらも高卒選手が多く来年も若手が活躍しそうです」
武藤「そうですね。何処まで伸びるか今から楽しみですね」
霞「指名された大半は甲子園の常連校ばかりですね」
武藤「特に無明実業は6年振りの4人指名と甲子園での活躍も当然と言った感じですからね」
霞「各校の指名最多は4人ですが入団数は最高3人ですよね」
武藤「つまり全員が入団したら史上初の同校での4人入団って事になるんですか」
霞「そう言う事です。後3位で雪影高校の朝山君も日本ハムファイターズが指名と今年は例年以上に高校選手が上位で指名されましたね」
武藤「即戦力もいますが大半は将来性での指名でしょうね。4、5年はプロ野球界も盛り上がりそうです!」
霞「……これを持ちまして今年度のドラフト会議も終了します」
武藤「来年はどんな選手が出て来るか今から楽しみですね!」
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類「謎の美少女こと類です。今回は甲子園優勝の立役者でありドラフトで指名された赤竜高校の斎藤君達にインタビューと行きましょう!」
類「それではドラフト2位で指名された真田君の目標は?」
真田「そうですね。足を評価されて指名されたんだし盗塁王と言いたいところですが
斎藤「そうですね。まずはローテーション入りして後は防御率のタイトルでも獲れたら良いと思ってます!」
類「防御率ですが……奪三振とかのタイトルとかは?」
斎藤「まあ奪三振や新人王のタイトルも欲しいですが、プロは長いですから安定感ある投球を心掛けたいですね」
類「大人なピッチングですか、斎藤君と言えば奪三振と知られていますが防御率や制球力や変化球など安定感もありますからね」
類「ですね。それでは吉田君の目標は?」
類「それでスタメンを獲得したら? その前に吉田君は捕手がメインですが外野も守れるんですよね?」
類「甲子園でホームランを打つなど長打力も注目されているし吉田君ならレギュラーを獲れそうですね」
斎藤「巨人も良い先発が多いけど何とかローテーション入りはして見せるさ!」
斎藤「俺達が指名されたのは上位チームだしレギュラーを奪う大変さは一緒だろう」
真田「そう言えば1位、2位、3位だね。順位からしたら吉田が一番スタメンに近そうだね」
吉田「まあ今から考えてても仕方ない事ではあるな!」
類「3人共プロの活躍を期待しています。頑張って下さい!」

斎藤&真田&吉田「はい!!!」
類「それと類さんは永遠の美少女ですからお忘れなく!」
相川「みんなプロ入りとやっぱりプロも先輩達を評価しているんだね」
柚主将「……プロか」
村田「それで先に行ったけど」
工藤「何年かかってもあの人と同じ舞台に行って見せるさ!」
中西監督「しかしあいつらもプロ入りか長かったような短かったような」
相良「実際大した物ですよ。俺達の夢を叶えてのプロ入りですから」
大下「まったくな」
中西監督「1年目からタイトル獲った天才には関係ない話か」
相良「後1本で本塁打王だったのに届かなかったのは堪えていますけどね」
中西監督「お前は敬遠が多かったし高須より少ない打数でそれだけ打てれば大したもんだと思うけどな」
相良「そう言う意味じゃ今年のナンバーワンパワーヒッターは遠山さんかな」
中西監督「過去の新人最多本塁打を抜くと柳生よりも打ったんだ。上出来のシーズンだったな」
相良「欲しいタイトルが獲れなかったのを悔やみますがそれよりもチームが5位と優勝争いに加われなかった方が悔しかったですね!」
中西監督「悔しいと思えるならまだまだ上手くなれるさ。来年は今年以上に活躍して見ろ!」
相良「はい!」
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八坂「春夏と甲子園出場はならず監督としたらピンチなんじゃないですか?」
大島監督「俺をあまく見るな。既に来年に備えて良い選手を多数スカウトしている!」
中尾主将「佐伯さんが引退して不動のエースがいなくなりますし大丈夫とは言えませんが控えに良い投手はいるし甲子園入りは十分狙えると思いますよ!」
八坂「なるほどねと言ってもリーグの違うところが微妙だな」
八坂「ま、同じリーグだ。出会ったら容赦はせんぞ!」
佐伯「望むところです!」
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大岡監督「神代の世代と同じく4人指名とどうするんだ?」
平井「だとさ」
宗介「複雑な気持ちですが仲間としてではなくライバルとしてあいつの力を引き出させて見せますよ!」
平井「意外に落ち込んでないようだな」
宗介「そうでもないですけど、まあ戦う運命って奴ですかね」
坂本主将「先輩は大学ですか」
坂本主将「頑張って下さい!」
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石崎「目指すは新人王と最多勝のみ!」
広瀬「目指すは本塁打王のみ!」
木下「俺もそこそこ活躍しましたし来年は後輩に負けないよう頑張りますか!」
浅野監督「良い投手が来たせいか甲子園にも結構行けたな。来年はどんな投手が入って来るのやら」
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白銀監督「プロ入りが3人と過去最高になったな。丸馬達と同じく球界を代表する選手になれるよう頑張ってくれ!」
滝沢「はい!」
奥森「まあ分からない事があれば俺達が答えてやるよ」
真島「大して役には立たないかも知れないがな」
滝沢「そんな事はないと思いますが」
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谷口「ええ」
谷口「そう言う河島さんは新人王獲れませんでしたね」
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瀬戸監督「まあ当然だな」
瀬戸監督「結局プロで活躍できるかどうかは当人次第だろう。特に言う事はない」
鈴木「プロでも頑張って下さい!」
大野「活躍期待しています!」
池田「ああ。ありがとう!」
瀬戸監督(2人共、才能はあるし問題はないだろう)
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小林「まあ箕輪さんは文が苦手な人ですからね」
小林「しかし来年には指名されるかも知れませんね」
小林「箕輪さんがですよ。スカウトも観に来てるじゃないですか?」
楓「彗星さんも頑張って下さいよ!」
小林「夏は甲子園に出たし来年は新入部員が入って来るだろう」
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咲野監督「指名はないですね」
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結依「とにかくプロ野球入りおめでとうなのじゃ!」
佐藤「しかし俺は部外者なのに参加して良かったんですかね?」
月砂「樹里の弟なら全然部外者じゃないわよ。宗崇君も楽しんで行ってね!」
樹里「何を遠慮してるのよ」
佐藤「初対面の人も多いし普通は遠慮するだろう」
孝介「そう言う意味じゃ俺と同じですね。よろしくお願いします!」
佐藤「ああ!」
中西監督(確かに初対面の人間がいるが大半は知り合いだろうに)
月砂「それにしても樹里とこれでお別れとは悲しいわね」
樹里「私もだけどね」
斎藤「別に今生の別れって訳じゃないし会いたくなれば会いに来れば良いじゃないですか?」
佐藤「お別れでなく次に会う為のパーティだと思えば良いだろう!」
月砂「あんたもたまには良い事言うわね」
樹里「あなたもね」
斎藤&佐藤「やれやれ」
瑞樹「はいはい!」
柚主将「食べてる」
工藤「寡黙な人間に話しかけるならもっと話題を選ばなきゃダメらしいな」
斎藤「結依さん」
結依「ん……何じゃ愛の告白か?」
結依「何じゃつまらん」
斎藤「えっと、俺がこんな事言えた義理じゃないかも知れませんが姉貴の事よろしくお願いします!」
結依「何を言っておる! もうわしに取ってお前達は家族のような物じゃ!」
斎藤「えっ?」
結依「家族が家族の事を守るのは当然の事じゃ。お前は自分の夢を叶えて来い。それとたまには月砂に顔を見せに帰って来い!」
斎藤「姉貴には迷惑かも知れませんがそうですね。それと結依さんにも元気な顔を見せに帰って来ますよ!」
結依「ほほう。ちっとは昔より言葉が上手くなったな」
斎藤「散々誰かさんに鍛えられましたから」
結依「やはり似とるのー」
斎藤「えっ?」
結依「わしはずっと人を待ってるのじゃ。お主は良く似とるが残念ながらわしの想い人ではなかったな」
斎藤「はあ……それじゃ俺も結依さんの想い人が結依さんの前に現れる事を祈ってますよ!」
結依「ハジメ、主には主の縁がある。我はその想いが結ばれる事を祈っておこう!」
斎藤「あのー今のなんですか少し光ったように見えたんですが?」
結依「まあ世の中には不思議な事もあると言う事じゃ。別に嫌な感じはしなかったじゃろう!」
斎藤「まあどちらかと言えば落ち着くような」
結依「うむ。後は任せてハジメはハジメの道を歩め!」
斎藤「はい!」
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吉田「ふーん、そんな事があったのか」
斎藤「実際そんな不思議な事ってあるのかな?」
吉田「あるのかなも何も実際体験したんだろう」
斎藤「まあそうなんだけどさ」
吉田「ああ。何かのトリックって可能性か」
斎藤「……ああ」
吉田「まあ可能性としたら手も思い付かないでもないが別にどっちでも良いんじゃないか?」
斎藤「えっ?」
吉田「もしかしたら騙されたのかも知れないけどそれが悪い事だったって訳でもないだろう」
斎藤「まあな」
吉田「ふーん、結依さんに想い人がいたって聞いてショックなのかそれとも結依さんが怖いのか」
斎藤「多分、どっちも違うな……散々世話になってるのに何もしてあげれなかったなってとこかな」
吉田「はあ……別に今生の別れって訳じゃないし会いたくなれば会いに行けば良いだろう!」
斎藤「あっ!? そうか、今できなくてもこれからできる限り恩を返して行けば良いだけか」
吉田「自分で似たような事言ってて忘れるなよ」
斎藤「悪い」
吉田「結依さんも似たところがあるしある意味似た者同士だからお前らは惹かれてたのかもな」
斎藤「えっ!?」
吉田「いや恋と言うより友情かな」
斎藤「いや、これは友情じゃなく家族的な物だな」
吉田「そっか……とそれよりあの騒がしいのはどうした?」
和音先生「失礼な子ね。先生は鬼ではなく悪魔よ。それと避妊は大切にね!」
和音先生「時期を見分けてたのよ。それじゃお二人の初体験はいつかな。先生にちゃんと話して見せましょうね!」
和音先生「大丈夫、何の為に保健室で人払いさせてもらったのやら!」
和音先生「その時は放送室で話させてあげるから!」
和音先生「そう。世の中不思議な事があるものね!」