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久住「絶好調だぜ。それで今日の相手は?」
久住「俺は何番でしたっけ?」
中尾監督「1番センターだよ。期待しているぞ!」
中尾監督「チーム事情だ。つうか3番打って文句言うなよ!」
中尾監督「久住も一昨年の1位だろう。それに足の速さじゃ久住の方が上と見ている」
久住「それに鳴海さんってショートじゃないんですか?」
中尾監督「日暮が弱肩だから他の外野手は強肩にしたいと思ってな」
中尾監督「そんな事ないだろう。大学当たり年になるかと呼ばれる今年でお前は1位指名だぞ。知名度は高いだろう」
久住「1994年には大学から俺の同期がいっぱい入るだろうしその頃には打倒久住ってくらい言われるほど活躍しないとな」
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久住「望月さんって言ったら一昨年に2位で指名された?」
久住「あっちの1番は2年連続首位打者の寺井さんか」
久住「先輩なのに?」
久住「俺と同じか」
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久住(とにかく当てるか見るかしなきゃな。と言っても追い込まれて来るボールは凄いし初球を狙うか!)
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久住「…………そうだな」
久住「ああ」
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久住「現状維持ですか?」
久住「…………分かりました」
久住「嬉しいけど、実は予定があるんだ。お前も用事がないなら来ても良いけど」
久住「実は実家に帰って自主トレする約束してるんだ」
久住「別に練習ばっかりってわけじゃないんだけど」
久住「ま、仕方ないよな。それじゃ来年に会おうな」
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久住「そういや、一本足に変えたんだっけ?」
久住「分からんでもないけどな」
久住「確かに1年目も2割後半と打ったし狙えそうだな」
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燕「僕も一緒で良いんですか?」
燕「元々、プロで通用する自信がなかったので進学予定でしたからね。せっかくのドラフトだし僕より入りたい人を指名した方が良いですよ」
燕「それに大学野球って高校の時と違って練習なんかは自由ですからね。マイペースでやれて良いですよ!」
燕「見た感じは美味しそうですね」
久住「セルフって事は自分で取って食べるのか?」
久住「お前が一番金持ちだから」
燕「僕も予定があれば寄らせてもらいます」
久住「はいはい。俺も行く事があったら寄るよ」